怪獣と幽霊

colormal イエナガによる雑記

C2

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 先日colormalの自主企画 “C” 2ヶ月目にお越し頂いた皆様、本当にありがとうございました。おかげさまで見切り発車の企画たちにも関わらず、成功続きで来ています。企画の成功って何を以ってと思いますが、赤字でなく演奏も一定の充実感が持てたことだと認識して頂ければこちらの喜びも伝わるかと。(もちろん共演して頂いた2バンドの力に依るところが大きいです)

さて、今回はSACOYANSを招いてのイベントでした。以前から聞いていた、個人的にファンであるバンドを企画に呼ぶことは相当のプレッシャーがありましたが、皆さんとても優しい方々で嬉しかったです。博多めんべい(鶏皮味はレア!)まで頂きました。憧れの「音楽の天才」は思っていたより泥酔していましたが、その辺はお互いさまなのだと肯定された気持ちです。

僕はとにかく活動に対して終わりを意識しないとやらない為、バンドのストーリーもこうならなければここで終わる… なんて考えがちなのですがSACOYANSを見て音楽と生きていくのが一番だよなと素直に思えたことが今回の収穫かもしれません。勝ってる時にゲームからあがりたい、負け続けるまでに損切りしたいなんて気持ちでは決してないのですが。

 

 対する我々のセットリストも、スタミナに不安を覚えつつ出し惜しみないチョイスで対抗しました。もうこの流れは禁止カードにしようと演奏中思い浮かべつつ……。

今月は春リリース予定のレコーディングを終え、ギターの弾き方も見直してみたりとまだ成長過程にある感じですが、コロナ禍で鈍ったとにかく楽しいと言う感覚が帰ってきました。久しぶりに前メインのジャズマスターを使って、その辺りも顕著だったと思います。具体的にはピックの握り方を変えていました(分かるわけない)

 

ここまでストライク、ダブルときて次回はターキーを狙うかと思いきや肩の力を抜いたイベントを行う予定です。(詳細はtwitterへ)

新音源の視聴会らしいですが、間に合うのか。そして繁忙期のサラリーマンは月末にどんな顔でアコースティックライブをするのか。楽しみにして頂ければと。また、こぼれ話ですがようやくMVを撮りますので、ダイエットしなきゃなと思う私でした。

 

C

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 まずは大阪での初企画 “C” の第一弾にお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。我々は正直なところ関東圏でのライブの方が人数を呼べる、と思い込んでいるところがあり、実際初めての自主企画も東京で決行した経歴があるのですが、それが大きな勘違いだと気づいた1日でした。もちろん(夜と) SAMPOの力を借りてのことではありますが。

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最近のライブで「延命」と「ジャンクパーツ」と言う名前の新曲を演奏しています。歌詞も近いうちに読めるかと思うのですが、どちらもバンドを始めたことに対して作りました。一人で音楽を続けることを諦めたけど複数人でやって改めて続けることにしたことと、集まったメンバーが寄せ集めのジャンクパーツであること(大いに語弊があるけど、みんなバンドを辞めたり辞めさせられたりしたので)を歌っています。

もっと作曲的な面とかについては語る機会があると信じて伏せておきます。メンバーが楽しく活動出来るために僕がやれることはいい曲を書くことだけなので、頑張る。

それらを自主企画の中でやれる喜びは、恐らくこの文中で伝えるのが面倒に思えるほど尊いことです。

 

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 (夜と) SAMPOの吉野君とは、浅からぬ関係性にあり、実は5年ほど前から知り合っていました。※写真右はうきくん、気難しいイケメンです 当時は彼との接点は薄かったのですが、お互いバンドを始めて、ようやく対等に友人になれたことがすごく誇らしい。友人関係に対等なんて単語を用いるのは平和ではありませんが、張り合えることはそれなりに大切なことです。男の子なので。

またサウナで会おう、そして性懲りも無くお酒を気持ち悪くなるまで飲もうね。

我々は働いています。音楽で生計を立てるには未熟で、勇気がないからです。でも、今の世の中は実は我々に与えられたチャンスなのではと思ってしまう。これだけ振り回された一年越しのいざこざを味方につけて残り2ヶ月の自主企画もお付き合いください。

 

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 今月の第2段はSACOYANSをゲストに迎えて、南堀江SOCORE FACTORYにて。

SACOYANSもSoundCloudを中心とした活動からバンドとして活動を行うようになったようで、昨年リリースの“Yomosue”を聴いて勝手ながらシンパシーを感じていました。こんな時勢だからこそ住んでいる大阪でのイベントにこだわり、更には大好きなアーティストを呼んでみること。そんな喜びが濃縮されたイベントに出来たらと思っています。

僕もギリギリまで客席で見ようと思います。去年一番聴いたのではないかと思うアーティストを、大阪に初めて呼べたことも大きな自信になると信じています。

まだ解禁は先になりますが、3ヶ月目の“C” 最終段はすこし嗜好を変えて面白いことが出来るかなと。ちょうどレコーディングも終わった頃に開催になるので、そのあたり予想しつつ楽しみにしてくれたら幸いです。

 

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あ、グッズ買ってくれてありがとう。

みんなの着用画像を見ると支配欲が満たされるので嬉しいです。どんどん見せてくださいね。

 

ではまた。

バンドをはじめます

  colormalは来年からバンドになります。

 

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 理由はいくつかあるけれど、まずは仕事がすごく忙しくなってしまったこと。コロナウイルスに関係があるのかないのか、時間がなくなってしまった。宅録の面白さは、録音のクオリティや複数人の目から得られる洗練されたアレンジがないにも関わらず、執拗に時間をかけて出来る歪な塊感みたいなところにあると、少なくとも自分は思っていた。そこに時間を割けなくなってしまったこと。そうなると途端に宅録は、どうやってもクオリティが追いつかないもどかしさに満ちた作業になってしまった。そこに膨大な時間と努力を注いで、良くなっていく友人達を見ることも辛くなりつつあった。

もう一つは、そもそも自分はいつかバンドを組んだ時のためにデモテープを取り溜めて上げていたんだと思い出したこと。いいボーカルに出会って、メンバーを集めて自分がギターを弾いて曲を作るバンドがしたかった。なんとなく、その点でこの2年ほどは夢を叶えてもらっている気持ちがあった。(自身が歌っていること以外は)

 

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最後は、今のメンバーでやる音楽が楽しくなってきたこと。正直なところ、全くの統一性のないところから集まったメンバーなので、自分の作曲の癖もあまり理解してくれない点こそあれど、そこのヘンテコさを楽しく思っていた。ここ最近はアレンジを考えたりするたびに、なんとなく同じ匂いがすることを感じてから加速度的に楽しくなった。ちょうどその矢先の感染症騒ぎは精神的にも多少の閉塞感をもたらしたと思う。旅行の計画を立ててはキャンセルを繰り返すような感覚に陥ることが多い一年だった。

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ライブのためにバンド形態で動くにあたり、正直なところ事務的な作業をサポートをメンバーに頼ってきたことの歪さなど、他にも色々。挙げると色々あるけれど、そもそも去年末に終えるつもりだったことが曖昧なまま続いていた。

 

簡潔に言うと、一人では楽しくない上に出来なくなってしまった。

もう、すっかり忘れていたけどいつかバンドがしてみたかった。予想していない形で叶っていた願望に気づいて、急いで形態をそちらに合わせたくらいに思って欲しい。

 

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こう、文章にするといつも嫌な思い出は美談めいてしまうし、希望を持って書いているこの文章もすごく仄暗い雰囲気になってしまう。人に自分の曲を投げて予想もつかないところを楽しんでみたいと思った。楽しみにしていてください。

ワンマンライブ

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 colormalでワンマンライブをやることになりました。タイトルを「Our,merkmal」として、8/29(土)に大阪で一番縁のあるライブハウスである南堀江SOCORE FACTORYさんで開催予定です。ソーコアはラブリーサマーちゃん/パソコン音楽クラブとの共演時に悔しい思いをしたり、酔って受付のソファで寝かせて貰ったり、セッションやDJもさせて頂いた思い出深い場所です。

 

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merkmalを出したときはその後音楽活動(アーティストの真似っこみたいなこと?)をこんなにコンスタントにやるとは思っていなくて。ただ、反響が予想外に沢山貰えたから続けてみようかと音楽を作ってきて。求められて始めたライブ活動も、客足が多少落ち着けば畳もうと思っていたのに、いつやっても色んなお客さんが沢山来てくれるのでなら続けようかと。

 ワンマンライブをやってみましょうかとなったのが今年の1月。サポートメンバーを集めて新年会をした時に、半ばフライング気味に予定を埋める中で決まりました。殆どその予定は昨今の騒動で不意になってしまったけれど、ワンマンライブは僕らが主催として動く中でどうしても形を模索してやりたいと考えています。

 SOCORE FACTORYさんもこのコロナウイルス禍の中で色々な業態を試行されていて、とても幸運なことにしっかりとした環境下での配信と、ガイドラインに沿った形でお客さんを迎えて行うライブ、2つの選択肢をご用意頂きました。(本当にありがとうございます)

 

 正直、考えることは沢山あります。

これから先、徐々にライブが解禁されていくとして振替公演で埋まったスケジュールの先っていつ出来るんだろう。その時に自分は活動してるのか。

colormalは大変ありがたいことに、ライブをするたびに県外からお客さんが来てくれています。お客さんを入れてやる選択肢を採った時に、その線引きってどこからがダメになるのだろうか。東京からはダメだけど名古屋からはいいのかな。

そもそもの大前提として、お客さんに危害(これは偏見も含めて)が加わるようなタイミングになってしまっていないか。サポートメンバーももちろん含めて。せっかく来るなら、友達内だけでも「ライブハウスに行ったよ」と後ろめたさを持たずに言える状況でやりたいし。

こんなに沢山考えても、正直いつからオーケーって誰かが言ってくれる訳では無さそうな情勢が続いています。第二波より恐れることは、感染者が1人でも出て今の徐々に弛緩していく傾向を台無しにするんじゃないかってこと…。でも、ライブハウスもかなり状況としては厳しい訳だから必ずホールをレンタルをして寄与したい。

 

 こんなことを考えていて、ただやっぱり顔を合わせてやるライブがしたい気持ちが、多少のエゴですがあって。もう配信ライブに対するやんわりとした飽きのムードを観る側も演る側も感じているし。悪いものじゃないけどね。こんなこと配信ライブした日に言うものでは決してないけどさ!

だから、いっそのこと開催形式の発表と予約の開始を少し先送りにしました(笑)

自分らしい逃げの考えですが、これがいいと思ってます。8/29(土)は空けておいてください。もしかしたら大阪まで来いとなるかもしれないし、配信だから夜だけ家にいてとなるかもしれません。はたまた並行してやるかもしれません(僕はなんとなく不公平を感じるので、やるならどちらかに舵を切ります)

要するに、今しか出来ないことだからもう少しだけ考えさせてください… ということです。出来れば集まりたいし、大きな音で聴いて欲しい。それが可能になっていくのか、可能にしていく為のムード作りに助力すべきなのか。

 

 

7月末には結論を出してチケットの予約を開始する予定です。8/29(土)は空けておいて。

雑記

 最近の飲酒後失敗エピソード群。林青空、前田、柴田くん、田井中とオンライン飲み会で壊れて同じ発言を繰り返したのちにツイッターで怪文投稿。別件オンライン飲み会後におつまみを作ろうとフライパンを温め、手でフライパンの温度を確かめて小指を火傷。野外でお酒飲んで帰宅までで記憶にないイヤーカフを注文。

 

自分が勤めている会社もあれよあれよと言う内にテレワークになって2ヶ月目に。正直往復3時間の電車移動がないだけで心が晴れやかになっています。休日に予定が立てられないことはネックだけど、まあメリットの方が大きい。

 働いているとなかなか出来なかった制作にGWから入る。アルバムの曲は出揃ったけど、なんだか気に入らない曲を1つボツにしたことで納期がパツパツに。これは完全にmerkmalの時と同じパターン。前田と打ち合わせしつつ、なんとか方向性が出たので楽器を録音してます。

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 ライブ用に導入したstrymonのRiverside。とにかく優秀で、ノイズゲートもついてて便利。Recにも使えるので先述のボツ穴埋めから運用してみることに。

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 車で移動して、ならそろそろいいかなと外食に行った。尼崎のハンバーガー屋。自粛生活で失っていた舌の味蕾が復活するのを感じるなど。尼崎は75パーセント大阪です。

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これうまー。外で飲んでも奇異な目で見られない。セブンイレブンでしか売ってないんだって。おもチー買い忘れた。

 

 あんまり大きな声で言えない(風潮が謎)けど、バンドでリハーサルに入ったり。6月にライブ映像を撮影して近い内に公開します。公開の時にYouTubeでメンバーもコメント参加したりしつつ、家で飲みながら見れる感じで。

6〜7月も、自主企画含めてライブ予定はしっかり白紙に。幸いどれもまた落ち着いたらやりましょうとのことです。

 

M&Lの開催見合わせに寄せて

 かくして三月と四月のライブは全て中止になりました。「当たり前だろ」で済ませられるので、それでいいと思います。M&Lは個人的にリベンジをしたかった、そんなことはどうでも良くて、ここ2ヶ月弱の間ずっと悩みつつ調整を続けてくれていた田井中くんに感謝したい。

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僕が疲れや苛立ちにいることを察してメンバーが連絡の返信や、車の貸し出し、セットリストの作成からライブハウスとの折衝をしてくれる。(サポートなのに、本当にごめん) 田井中くんはその内、ネゴや連絡の返答などをやってくれている。彼自身に人間味がすごくあって、全体の顔色はつぶさに見ているようでありながらもどこか自分がしたいことはしれっと押し通すところがあり、そこが彼の愛され具合に反映されているんだなと日々思う。

 そんな彼がライブハウス、演者、自分のエゴをそれぞれ見つつ実施するかどうか考え続けていたことだけはなんとなく来る予定だったみんなに伝わるといいかもしれない。本当に今の情勢から見れば中止なんて当たり前であり、それは自分が社会人をしている以上身に染みて思う。決められた仕事をしてサラリーで給料をもらっている以上、仕事が第一なので。

ただ、そんな中で中止になったとしても損害を避けられないのも当たり前。これはもちろんライブハウス側も仕事でやっており、これが自分の所属している会社なら確実に請求するだろうから。なので今回のことに正解はない。アンラッキーだったし、開催しないのは当たり前。

医療従事者のお客さん、そもそも基礎疾患のあるお客さん、遠くから来る人がいることも分かっていたけど報告が遅くなったことに関しては本当に申し訳ありません。払い戻しに関してはM&Lのアカウントを参照してくださると幸いです。

宿泊施設や交通機関のキャンセルで損が出たって人は教えてください。またcolormalのライブにはフリーで入れるようにします(自己申告制でごめんね)

なので、また落ち着いたら遊びましょう。

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 当日やる予定だったセットリスト。この、いかにも「らしい」セットリストの作成はマツヤマちゃんがしてくれている。こんなの貼ってあったらなんだかバックに関係者がいるみたいで俺はいつも勝手にテンションが上がる。

TRIP35の女性パートはラブサマちゃんに頼もうよ、とかメンバーでも話してたり。いいセットリストだと思います。これも田井中くんが草案を出したものなので、彼っぽいな。まあ別に生きてりゃライブなんていつでも出来るので、このセットでの演奏もいつでも出来ます。ウチはともかくパ音とラブサマちゃんを一緒に観れる機会は今後幾度となくありますよ。だからまた今度。

 このご時世、あんまり景気いいことを大々的に言うのすら憚られてしまうからブログの隅っこにこっそりと。8/29にcolormalは大阪でのワンマンライブを予定しています。これも梅田シャングリラのステージで言う予定やったんやけど、こんなところにこっそりと書くところがいかにもアマチュアで自分の器相応。詳しくは、また。

移動

 

 書こうとしていた、何回も。僕みたいなズボラな人間が物事を続ける為の唯一の手段は定期性を欠いてもそれを無視する他にない。ここ最近はいろいろと過渡期で、仕事と好きなことの往来に身を任せていると知らない間に2月になっていた。毎日の引力ってすごい。

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 大塚MEETSでの端 vol.4に来てくれた皆さんありがとうございました。東京でガラガラのライブハウスでライブしたことがないってこと、どれくらいありがたい事なのか最近身に染みて感じてます。機材もちょこちょこ変わりましたが、少しづつ色んなことにトライしてみます(僕らだけが観測できる範囲かも)

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cremationの時に撮影で入ってくれたばみ姉さんも来てくれた。正直関東への遠征って体力的にしんどいけど、ゆっくりと滞在することも出来なかったりでいつもバタバタしてしまう。でも、東京のお客さんや友達がみんないい人ばかりなのでまたすぐに行きたいなと思ってしまう不思議な町です。

 ほな関西のお客さんええのんかい、となるのがSNS時代の言葉の伝わり方ですよね。しばらくはホーム大阪でやりますのでどうぞご贔屓に。

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いろんな過渡期を経ている感じは否めないですが、春はその成果物が出せるタームだと思います。是非。