ハウツー 大きな怪獣
大きな怪獣という曲の演奏法。
全部は面倒なのでポイントだけ解説しつつ、元ネタについても触れられたら万々歳かもしれない。是非ギターを片手にどうぞ。
この曲は3フレットにカポタスト。
画像の部分はAメロのコードで、イントロはこのうち左側二つを鳴らした後で二本のギターが絡むようにチョーキングすると楽しいかもしれません。このコードの動かし方はかなり僕の手癖でしかなく、他には「ポラリスとあるく」という曲でも同じコード進行を使っている(厳密には3つ目のコードが違う)
3つ目のコードで4弦の4フレットを抑えるのがちょっと面倒ですが、僕は小指でやってます。
この手癖の元ネタに関しては、椎名林檎が2000年にリリースしたライブアルバム「絶頂集」の中に入っている「ギャンブル」という曲から。
後々フルストリングスで豪華に音源化されたこの曲、このライブCDの中だと深いコーラスがかかった荒っぽいギターから始まるんだけどそのイントロを耳でなんとか真似ようとした時に見つけたコード進行。
恐らく厳密にはAからF→Gで動いてるっぽいけど、とにかく僕は低音弦をステイさせた状態でテンション感ある残りの弦を動かすパターンが多いと思う。ギターは弦が6本しかないので、バレーコードで全ての弦が高いフレットを押さえるとなんとなく「深み」が減る気がしてよく6/5弦は開放にしてボイシングすることが多い気がします。ほんまやろか。
ちなみに、最近同じ進行を使っていてちょっと感動したのはcinema staffの「souvenir」のAメロ。ギターロックとクラシカルな感覚の混ぜ方で三島さんほどツボにハマる人はなかなかいないですよね。
というわけで、このAadd9を変形させていくちょっぴりクラシカルで切ないコード進行がなんとなくお気に入りなので紹介しました。他は王道のコード進行でどうということもないので耳でコピーしてみてください。
いつか大きな怪獣を大学生がコピーとかしてたら近畿内なら駆けつけて、しかもその後のサークルの飲み会にも無理やり参加するくらいには喜ぶでしょう。