怪獣と幽霊

colormal イエナガによる雑記

根比べ

  今までtmblrでブログのようなものを書いていたんですが、なんとなく気分を変えたいと言った心持ちもあり、はてなブログにてうだうだと書き連ねようかと。

 

  母親(小3の頃亡くなった)は仕事から帰ると資格試験の勉強をしている時間がほとんどで、小学生当時の僕はそれを傍から眺める時間が多かった気がする。いつも真剣にノートに向かっているのかと思いきや、宝くじで当選した時の細かい使いみちを妄想で箇条書きしたりしていて、そういうのをこっそり見たりするのが好きだった。

海が好き。大抵の人が海を見るとなにかしら気持ちが浮ついたりすると思うけど、その例に漏れず自分も海を見るとなんだか落ち着いたりする。別に死ぬまでにこんな人間になってやる、なんて気持ちがあんまりないけど思い立ったらいつでも海に行けるような生活がしたいな。

 

  去年12月から初めて自分名義のバンドでライブ活動を始めた。プールと銃口のジンくんが何度も口説きにかかってきたので、それに折れた形で活動を始めたけれど、正直いいタイミングだったんじゃないかな。アルバムを出してから幸運にもいろんな人に見つけ出してもらえて、繋がりも生まれたので実際にみんなと会ってみたい気持ちもすごくあった。

正直生粋のバンドマン気質ではない上に実力もないし、自分がボーカルを執ることにも未だに抵抗が勝るけど。

 

  これまた幸運なことに、ライブも毎回たくさんの人が来てくれる環境でやらせてもらえた。緊張する、同世代の才能に感服する、ついていけるかギリギリのところをサポートメンバーに背中押してもらってる。

この焦りというか期待に対して中身の伴ってない自分と、それでも才能たちについていきたい気持ちを込めて「優しい幽霊」と言う曲を作った。革新的な音楽性もないし、文学的な詩とかもっと自分から縁遠いものだけど才能たちの輪の中に入れてくれと言う半ば呪詛めいた内容の。

12月の初ライブから2月の大阪と4月の名古屋・東京と毎回演奏し、その度に曲が成長する感覚には素直に感動した。この曲がすくすくと背を伸ばす感覚が、唯一ライブ活動で楽しいと思えてるポイントかもしれない。他は正直至らない点ばかりを探してしまって憔悴してしまう…。

 

  墓石を例えた「塔」と言う曲と、この「優しい幽霊」を起点にテーマを設けて新しいアルバム作ることにした。まだ先になるけど、この音源集になにかしらの期待を抱きつつ録音してみる。マバセレコーズ前田とスケジュールもふんわりと立てたし、宣言することで尻を叩く。

 

  去年の暮れに育ての親が亡くなって、春には個人的な環境との擦れ合いですっかり参っちゃった!もう少し気持ちが落ち着ける方向を目指して頑張ってみようと今年も半分が過ぎてやっと思えるようになった。

というタイミングでのブログです。

宝くじの当選金を妄想するように適当なことを書いていきます、次回からはきっと…。

 

  明日(5/18)は二条nanoにて猫を堕ろすのアルバムリリースツアーにお誘いいただいたのでそちらで演奏させていただきます。初ライブで一緒になった接点から僕を誘っていただけるのは本当に光栄なこと。薫人くんが好きだと言ってくれた曲をやろうと思います。

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この後は先述のアルバム作ったりしつつ、自分のことやる時間が要るのでしばらくライブはありませんし増やしません。ゆるっと応援いただけると幸いです。