怪獣と幽霊

colormal イエナガによる雑記

メンバー募集について

  colormalを平素よりご愛顧いただいている皆様、いつもお世話になっております。お陰様でcolormalは僕の宅録を基軸にサポートメンバー(気持ちはメンバー)と楽しくライブでの活動もさせていただけるようになりました。難産ではあるのですが録音中のアルバムも、最後の2ピースが埋まりそう。

ありがたいことに既発アルバムも完売し、カセットテープでの限定再プレスが決まりました。カセットテープに収録されるにあたり角の取れたアナログな音像になった音源が非常に素晴らしく、まあこの話はまた今度。

多分いい感じ。なんかやっていけそうな気がするし、音楽やってるの少し楽しいとか思い始めた私とその熱をあの手この手で煽ってくれるサポートメンバーたち。

 

「さあ、これからやっていくぞ!」

というマインドに溢れたチームcolormalの終演後物販の様子がこちら。

 

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酷すぎる。お盆のお墓の前かと見紛う、酒と酒。挙句には自分のものでない音源が置いてある(僕が買ったクレナズムのシングルです、名盤)。これはなんとかせんといかん、と思った。あと、儲けたいとも思った。

 

と言うわけでグッズ等デザインをやってくれるサポートメンバーを募集します。どうせ演奏隊もサポートとするなら、デザイン周りをやってくれる方もサポートメンバーにしようと言う気持ちでのメンバー募集です。

 

具体的な業務内容としては、グッズデザイン/フライヤーデザイン/バンドロゴ作成をメインに考えています。音源ジャケットの写真やデザインに関しては既に案が固まっているので写真の腕等は必要ありません。

また、グッズの製作会社や経路に詳しい必要もとくにありません(詳しいとイエナガは喜びますが)

どちらにお住いの方でも問題ありませんが、我々のライブ日程と都合が合えば、スタッフとして遊びに来ていただいたり乾杯できたりすると楽しいかなと思っております。

あと、colormal本人がライブ当日は多動で落ち着きがなく物販にいないことが多いのでそちらのお手伝いもしていただくかもしれません。すみません。

 

ギャランティに関しては「オレのデザインはこの値段だ」と言う方にはまとめてお渡しするもよし、売れた数からパーセンテージでお分けする形でも良し。その辺りも直接か電話でご相談させていただけると嬉しいです。

 

お心当たりのある方は colormal.mgmt@gmail.comツイッターDMまでご連絡くださいませ。なにか面白い出会いがあることを楽しみにしております。

指標

  colormalは怒涛の東阪ライブを終え、地球が割れるほどの飲酒を行い、壊れかけましたが無事に生きております。二公演にご来場いただいたみなさま、並びに呼んでくれたバンドやスタッフさんには頭が上がりません。

前回ブログで調子いいなんて言ってましたが、多分それを伝えれるライブが出来たかなと思ってます。サポートメンバーのみんなありがとうね。僕の活動形態上、正規メンバーと言い切れないけど気持ちはメンバーだと思ってます。思ってはいるけど、足柄SAで気絶した俺を車内に残してみんなで銭湯に行ったことは許してません。同じ輪の中に入れてや。

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そんなライブの様子をフル尺にてYouTubeで公開しております。たかが宅録オタクがライブで何をするのかって訝しんでる方たちは是非見ていただるとよいかもしれません。

https://youtu.be/gJ83BZ_BIHA

 

ライブ2日後までに撮影から編集まで行なってくれた皆様ズパラダイスさん、The Waterfallsタケウチさん、藤咲千明さん、インディーズうたのおねえさんに尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

二公演のセットリストはこちら。

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※夢みる季節のワンパートは大阪公演のみ

どうでもいいことかもしれませんが、本公演から同期演奏を解禁しました。最大限と再放送のみだったけどかなり雰囲気は変わったんじゃないかと思います。宅録をやっている人間がライブをすることの落とし所としてこの選択は正しかったと思う。

 

  エイプリルブルーという令和を代表するであろうJ-POPバンド、九州の轟音ヤクザことクレナズムに呼んで頂けて光栄。半年前に初めてライブをしてから沢山のイベントお誘い受けてまして。中にはスケジュール等が合わずお断りさせて頂いたものもあるんですが、出演したイベントは全て贔屓目なしにいいイベントしかなくって。

あと、本当に大好きなShikiのライブが良すぎたよ。打ち上げで地球を壊しながら酔っ払っていた俺は、多分Shikiの前田くんに10回くらいキスしたと思います。大変失礼いたしました。

僕自身あまりライブに行かないし、あの居場所も腰掛けるスペースもないライブハウスという空間が苦手だけど、お金とか気持ちに余裕があるときに遊びにきてほしいなと思います。一回来たらしばらくいいかと思ってくれて構わないし、僕はだらっと長く愛してもらえる物やことが好きなのでそうありたいです。

 

たくさん初対面の人にあって、音楽やりすぎて聴きすぎて疲れたよ。ちょっと休みます、本当に先週からお尻と肩がいわタイプになってきているのを実感しています。

青色

  ライブを終えて大阪に帰ってきて窓を開けたら蝉が鳴き始めてる、ほんのり耳鳴り、身体がぎしっと痛む感じがする。とりあえずお風呂に入って差し入れに頂いたビールを飲みながらこのブログを書いてます。あー、神様。

 

  そう、エイプリルブルー初主催イベント「ミルキーウェイの岸辺から」に来てくれたみなさん、ありがとうございました。余すところなくいいイベントで、あんな夜があるなら音楽やっててよかったよなと心から思う次第です。

打ち上げで酔ったエイプリルブルー春ちゃんが「私を褒めろ」とせがんてきた時も言ったんですが、メロディの芯があるJ-POP基軸の曲を夏botさんが書いてしまうくらい良い声のボーカルで。それが全てだと思いますし、すぐに手の届かないところまで行く予感があるバンドでした。初企画に呼んでくれて本当にありがとう。

一緒に出演したClematisは僕がファンだから当然感動したし、The Waterfallsのギター二人に釘付けになっちゃったな。

ミルキーウェイとはよく言ったもので、アイドルからインディーの良さまですべて詰め込まれた夜でした。RAYのメンバーとチェキを撮ってもらう為に列に並んだけど間に合わずにチェキ会が終了したことだけが後悔です。切ない。

 

  個人的に春はずっと優れなかった精神的な面も吹っ切れて演奏面のコンディションも良く、colormalはかなりいいライブが出来たと思っています。同期を採用したり、柄にもなくお客さんに向かっていこうとしたりしましたがどうでしたか?

ライブでも話しましたが、秋にグッと動きますので引き続き応援してくれると嬉しいです。多分、昨日来てくれた人にはこのうずうずする感じを共有出来たはず。

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ラブリーなサポートメンバーたち。ライブでメンバー紹介したの久しぶりだけど、殆どがこのメンバーのおかげです。ありがとうね。

あとギター用のシステムをLINE6のHELIX LTに変えまして、やはりギタリストの自分は音が理想に近いとテンション上がっちゃった。このままのテンションで来週末はホーム大阪にてイベントに出ます。f:id:colormal:20190707193625j:image

Shikiにオススメされて聴いていたクレナズムのイベントなので、とても楽しみ。よかったら遊びに来てくださいね。

 

  まあ色々書いたんですけどすごく今調子いいです。好きな人たちに囲まれて音楽できてる、自分のメンタルも上を向いてきてる感じがする。

メンバーとお客さんのお陰です。とにかく東京の夜が良すぎたから急ぎブログにしちゃった。読みにくい文になっちゃってすみません。よくストレッチして寝ようと思います。肩とおしりのコンディションは過去最低です。おやすみ。

ハウツー 鎹

  ブログを出来るだけ定期的に書くと決めた。でもそうそう書くことが沢山ある生活していないし、レコーディングしてると尚書くことなんてなくなってしまう。

そのお茶濁しに自分が作った曲のコード進行を解説でもしようとしていたけれど早くも2回目になってしまった。続ける物事が少ない自分にとってはこうしてでもブログを書くことは大事なのだと言い聞かせながら…。

  そう、ストロングゼロのコーラ味飲みながら帰宅してたら死ぬほど野良猫が群がってきました。フォーナインのミント味なら奢ってあげるよと声をかけたら逃げていきました(あれマズいです)

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  はい、鎹のサビ終わりのコード進行を説明してみたいと思います。ここの部分はカーペンターズのYesterday Once Moreをモチーフに、自分なりに下降するコード進行へのフェチズムを詰め込んだ流れになっています。

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Bm→Aそのままだとあまりにあっさりしていて湿り気が足りないとのことで、ルート音の5弦解放を残しながらハイフレット側にズラすように動かしているところが肝。

昔、大学が一緒だった林青空ってSSWのサポートを学園祭の時にさせていただいたことがありまして。その際、彼女の「ティンカーベル」という曲のCメロでこの抑え方をしていたのが印象的で自分の手癖の一つになりました。今やラジオレギュラーもやったりフェスにも出てたりと精力的な林青空、すごい友達の一人なのでチェックしてみてください。

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  Bm→A変形と来て、次がこちらの流れ。くるりで多用されるコードのイメージなのでくるりコードと呼んでいる。多分m7-5とかだった気がするけれど、高校時代数学で赤点ばかりだった私は数字に弱く、よく分からない。全てのオルタナギターキッズ達が初めてこのコードを見つけた時、必ず部屋の隅っこで感動したに違いない。

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  そしてラストがこのコード。

正直トップクラスに大好きで、なんとかして作る曲にねじ込みたくなってしまうGm6。このコードが内包する切なさ、季節外れの風が吹く感じ、とにかく全てがタイプ。ギターは弾かないけどお父さんの部屋にアコギがある、なんて方は今すぐ部屋から盗み出してチューニングした後にこのコードを抑えて鳴らしてみてほしい。

 

  こんな感じの下降進行になります。

最後のGをシンプルに鳴らせば綺麗に解決するんだけど、そこをGm6にする事で「まだ何かあるんじゃないかな」という期待感のまま曲が終わっていくところが面白いポイントだと思います。

 

  共働きの家庭で育っていた僕は、夕方帰ってきた母親が料理中流すYesterday Once Moreを何度も聴いていて、そのうち夕方のアンセムみたいにこびりついてしまったんでしょうね。

 

エイシア

  この間ガパオライス作ったんですね。その為にナンプラー買ったはいいとして、ナンプラーなんて日常の料理でほぼ使わないので無理やり何にでも突っ込んで行きたいと思うわけで。

ごま油に生姜チューブと豆板醤、それで卵絡めた白飯を炒めて具材はにんにくの芽とウインナー、ネギ。炒める時にナンプラーオイスターソースに塩胡椒と醤油で味をつけてみて。

まあぶっ飛びました、味付けほぼガパオライスだしそりゃそうかとは思うけど。代償としてナンプラーの香りが充満して部屋がタイの屋台になってしまい、現在はタイの屋台で生活しています。シンハービールって薄味で美味しいよね。

 

  7/6代々木に向けてスタジオがスタート。曲が全体的に難しいし、その上新しい試みも突っ込んだので練習後も手応えがふわふわとしている…。ただ12月から続いたメルクマールのモードを終えたので、気持ちとしてはとても新鮮です。

並行して夜中にレコーディングしたりしてて、久しぶりに音楽いいねというモードに入りました。今まで悲しくなるほどに機材に購入欲がなかったのですが、少し揺れてきてこれも良い兆候(なのかな)。エフェクターボードも久しぶりに組んでもいいかもね、なんて思っている次第です。

そんな感じで心身共に健康(夜更かしですが)で準備を行っておりますので、是非とも夏の始まりを東京でご一緒出来ればと思っております。来てね!

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衣替え

  草の匂いがするし、アスファルトが熱を保っていて、それに風が吹いてぶわっとする。風は乾いているけど、なんとなくもうじき雨が降るような気がする。完全に夏が近いっぽい。

夏という季節はずっと好きではなかったつもりだけど、夏にあった出来事はいつ思い出しても彩度が高いので文字通り鮮明に思い出せるような気がする。そして夏のことばかり他の季節で思い出し、そのうち少しだけ楽しみになってきたような気がする。

 

  次音源のレコーディングを本腰入れて。前作はギターを安価なアンプシミュレーターで録音していたけど、それをケンパーに変えてからすこぶるイメージに近い音が出るので楽しい。

根がやっぱりギタリストなので、兎にも角にもギターが「気持ちよく弾ける」音だと気分が乗るなあと。高い機材/安い機材と言うよりは指向性の問題なんだけど、例えば画素数の少ないイメージでも好みの色味である方を優先するように、ギターの音色もクオリティと言うよりは方向性が合うことが大事だと思う。

とりあえず3曲ほどギターまで録音した。気持ちよく弾けると人間はサービス心が出てしまうらしく、再録の曲も明らかに手数が増えた。ここまでが具材の切り分けだとすると、今から炒めて味付けをする感じの工程が待っている。

 

  そう、ガパオライスを作った。ナンプラーとバジル入れときゃなんとかなると思って適当に突っ込んだけど美味しい。美味しさの度合いで言えば、金麦の500ml缶が一瞬で消えるくらい。ただスパイシーなだけかもしれない。

音楽でなんの結果も出なかったら料理を猛練習してみんなのライブにフード出店しよう。その折には皆さんよろしくお願いします。

 

  もう夏何着たらいいのか分からないので、ユニクロで適当に服を買った。味付けも分量測ってやらない人間は、服もユニクロでオーバーサイズのものを買っときゃなんとかなると思っている。

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あと、毎度ライブの後に汗をかいたことを反省しているのでライブ用の衣装めいたものも買った。ちょっとバンドマンみたいで嫌だな。

嫌と言うと語弊があるけど、僕は入場SEやMCの良い話、専用の衣装なんかは全てバンドマンだけに許された儀式的な物だと思ってる(のでcolormalではこれら全てをやらない)。

次のライブが夏なので、恐らく非常に後悔すると見越してやっただけ。決して自分ルールは破ってないし、次のライブがちょっと楽しみなんてこともない。

無題

  Twitterで何万回とリツイートされていると、世間の殆どが注目してるんじゃないかと思ってしまう。でも実際のところSNSをやっている人間も一部で、さらにその中で数万の反応っていうのは大したことはないのかもしれない。

インターネットニュースへの多くの人のリアクションを見て、あまりに大勢の人が僕には理解できない考え方をしていることに面食らってしまったけど、そもそもネット上の一記事にコメントをしている人なんてほんの一部なんだと気づけてよかった。

ここ最近「それぞれの正義」を間違った形で見せつけられることが多くて、その度に僕の周りにいる友達と自分のバランス感覚が合っていることがどれだけありがたいか噛み締めている気がする。

 

  両親が共働きだったので、学校から帰るとしばらく一人の時間があった。その隙にコンポを使って大音量で音楽を聴く時間が好きだった。夕方に母親が帰ってきてから料理の間ずっと流れるカーペンターズやブライアンフェリーを聴くのが好きだった。

過去のことは文字にしてしまうとおしなべて美談になってしまうのが本当に嫌いだな、と思う。

何が好きか嫌いかの共有はどうでもよくて、おかしいよねと思う物事のラインが何も言わなくても揃っていることが大事だよね。